湯涌温泉 氷室創建40周年記念イラスト
金沢では7月1日を氷室の日と呼ばれており、市内の和菓子屋さんは「氷室まんじゅう」を買い求める多くの方で賑わいます。
これは藩政時代、加賀藩主「前田家」から徳川将軍家に「氷室」から切り出した雪氷を献上していた史実に由来します。
無事に将軍家まで雪氷が届くことを祈念し、お饅頭が供えられたのが起源ともいわれておりますが、当時は氷は貴重で、一般の方々が口にする事が出来なかった為、氷に見立てた饅頭を口にしていたことから、現在の氷室まんじゅうに繋がったものと考えられております。
このように、金沢の初夏の風物詩として浸透している「氷室」ですが、湯涌温泉では昭和61年に史実を基に「氷室小屋」を復元し、1月に詰めた雪を6月30日の「氷室開き」で切り出し、石川県や金沢市、加賀前田藩との縁が深い板橋区、文京区、目黒区に献上し、その伝統を今に受け継いでおります。
今回、湯涌温泉の「氷室」創建40周年を記念して、湯涌温泉が舞台モデルとなったアニメーション作品「花咲くいろは」とのコラボレーションイラストを「2012 花いろ旅館組合」様のご協力の元、制作いたしました。